ダイブ界の分類とその具体例について
理屈や説教はもう十分だろう。より具体的なダイブ界の作り方について語っていきたい。基本的に自分好みの世界観をしたものを作っていい。大きさや形も自由に決めて良い。大きさと言われると⋯世界の広さのようなものか?と思うことでしょう。シムシティのマップサイズを決める感覚で、街レベルから国家レベルまで自由自在に決めて構いません。形も単純な平面世界でも構いませんし、惑星のような丸い世界にしても構いません。あとから自由に付け足す、拡大することも可能なので、最初は小さい世界から始めると良いかもしれませんね。ネオアトラスや大航海時代のような探索的なダイブ界も面白いでしょう。本当に思うがまま自由に作って楽しむことができます。とは言え、あまりにも自由度が高く迷うので、まず最初にいくつか具体例を紹介します。
異世界系ダイブ界
現実世界と完全に切り離されたダイブ界になります。一番ベタなダイブ界になると思います。異世界転生を気軽に楽しめるようになります。中世ヨーロッパの世界観を模した典型的なファンタジー世界から、ガンダムにみるような宇宙文明まで自由に設定して構いません。ただし、難易度が高く作るにも時間がそこそこかかります。冒頭での説明にもある通り、最初から欲張って大きなダイブ界を作ろうとするとワケワカメな状態に陥るので、最初は小さなものから始め、段階的に拡張して行く方向性でやるのが良いでしょう。作るために豊富な知識と経験も要します。実はかなりマニアックな人でないと難しいものとなります。まぁ、一年くらいじっくり時間をかけ、楽しみながら作って行きましょう。私のメインのダイブ界もコレで安定するまで二年くらいの時間を要してます。
世界線系ダイブ界
現実世界と並行して存在するダイブ界です。さらに、現在、過去、未来の三つのベースラインに分けられます。以前、イマジナリーフレンドのカテゴリーでいじめ問題について意見を述べさせてもらった際に提案した「架空の思い出」は、世界線系の過去ベースのダイブ界になると言えます。個人的にプレゼンや商談の模擬演習、シミュレーションのため活用しているダイブ界は現実ベースのダイブ界と言えるでしょう。未来ベースは夢を実現させた自分の栄光物語の世界になります。うん、これはちょっと引く⋯でも、引き寄せの法則が発動しまくるかも。いずれにしても、設定する世界観は現実世界そのものであり、まさにifの世界になると言えるでしょう。難易度が低く短期間で簡単に作り出すことが可能です。実際、現実世界をそのままダイブ界にして楽しんでいる人もいるようです。
現実逃避系ダイブ界
現実世界の延長上にあるダイブ界です。ただし、現実の日常生活の場から容易に行くことができない人跡未踏の地、南国の無人島、南極や北極、ヒマラヤの奥地などです。現実の喧騒から離れ、大自然の中に身を置きたい人にはうってつけのものになることでしょう。作り出すことが一番容易で、数日から数週間以内と最短で実現可能なダイブ界になると思います。映像や資料も豊富にあるので、それを参考にてっとり早く作り出すことができるはずです。当サイトは現実逃避に走るメンヘラを憎んでおりますが、普通の人が気分転換、精神養生のため一時的に現実逃避するのはまったく問題ありません。てか、旅行がまさにそれだろ。だから、別に人跡未踏の地でなくても構わないかも。軽井沢の別荘地に自分の別荘がある妄想でも良し。この場合、世界線系の現実ベースに近くなるか。
不思議の国のアリス系ダイブ界
現実世界の中にあるダイブ界です。世界線系の現実ベースに似ておりますが、自分の体が小さくなり、家の様々な隙間に入り込み、そこで様々な存在と出会い楽しむやり方です。実は⋯自分の幼少期、自分の体が小さくなり屋根裏で遊ぶ空想をしていた時期がありました。まぁ、単純に強い好奇心から、家の天井裏や壁の中はどんな感じになっているのか興味を持ち、そのような妄想をするに至ったと思われます。人間の言葉が理解できて話すことのできる心優しいネズミさん⋯ああ、あれって、もしかすると⋯動物型のイマジナリーフレンドだったんだろうか。数回程度の記憶しかないのでイマジナリーフレンドではないだろう。仮ぐらしのアリエッティのようなダイブ界を自宅の床下に作るのも面白いだろう。これも比較的かんたんに作り出すができると思います。