あらゆる雑念を排する理想的な瞑想を行うコツ
以上がダイブを行うための瞑想のやり方になります。後は各自ご自由に⋯また、そんな感じで話を締めくくろうとすると、助走を付ける勢いで私のことを殴りたくなると思います。まだまだ形式論的であり理屈に過ぎません。瞑想で深い変性意識状態になれるコツをもっと具体的に説明しろ!!とお怒りになることでしょう。でも、それって⋯たぶん、雑念が完全に払い切れていない証拠だと言えます。今回はあらゆる雑念を排する理想的な瞑想を行うコツについて説明します。無の境地になるのって意外に難しいです。今の時期なら、瞑想中に自宅の前に焼き芋屋さんが通りかかるかもしれません。ホカホカの美味しそうな焼き芋⋯瞑想中に鼻が痒くなり始めたら、掻くの我慢すべきか否か凄まじく迷うことでしょう⋯そうなると、一瞬で通常意識状態へ引き戻されます。
とりあえず外からの雑音を消す方法
まず、外部環境音です。以前、無心になるコツとして、自宅の外の自然音に意識を傾ける方法を紹介しました。風や鳥のさえずり声などです。もちろん、本物でなくても構いません。これら自然環境音を集めた音源を小さな音で再生すると良いでしょう。川の流れる音もいいですね。しかし⋯都会だとガキの奇声やおっさんの嗚咽が普通に外から聞こえてきます。そうなると瞑想に集中できません。ここで選択です。ガキの奇声やおっさんの嗚咽などの不快音、耳鳴り⋯さて、どちらが良いでしょうか?まだ、自分の耳鳴りの方が遥かにマシだと思います。耳鳴りって意外と制御しやすく、耳鳴りに意識を持って行くと、その音を大きくさせることできます。耳鳴りって慣れると神秘的に感じられますよ。ヘッドフォンを装着して大音量の音楽で誤魔化したりするのはやめましょう。
瞑想と体の痒みについて
耳鳴りそのもので瞑想に集中できるようになったりします。これで外部の不快音も気にならなくなります。次に、瞑想中に鼻が痒くなった場合ですが⋯我慢せず搔きましょう。掻く際、手をゆっくり動かしながらやると良いです。慣れもありますが、変性意識状態が解除されにくくなると思います。ただ、体に痒みを感じやすくなるのは、たいてい、食事や風呂上りの直後です。なので、瞑想を行うのは食後や風呂上りから30分後くらいが良いと思います。変性意識状態に入り始めたのに、掻くことで一瞬で通常意識状態に戻ってしまうかもしれません。しかし、我慢し続けることで、その後、浅い変性意識状態に耐えることになるかもしれません。さっさとリセットを行い、万全の体調で再挑戦した方が時間の無駄にならないと思います。まぁ、あまり深く気にしないことです。
瞑想と体の痛みについて
あと、これはダイブの目的に限らず、瞑想に挑戦する人なら、ほぼ気になる問題となりますが⋯人間、生きていれば痛みと言うものから逃れられません。痛いのは生きている証拠とも言いますが⋯瞑想中、足がしびれ始めたら、ぜんぜん無心になることができないと思います。いや、もう瞑想自体やってられなくなります。だから、無理に座禅を組む必要はありませんし、瞑想に座禅は必須でありません。これは以前にも説明しましたが⋯椅子に座ったり、ベットの上で横になりながらやっても構いません。それでも、自重で体の一部に圧力が加わるので、おしりに痛みを感じたり、背中に変な違和感を覚え、姿勢を微妙に変えたり、寝返りのような動作をしたくなると思います。そうなると、やっぱり瞑想に集中できません。ならば、直立不動の姿勢で一度試してみることをお勧めします。
全身から変な圧力や違和感を最小限に抑える方法
瞑想は立った状態でも⋯実は、歩きながらでも可能です。歩きながらやる人もいるようです。ただ、交通安全上あまりよろしくないので、ウォーキングを兼ねた瞑想はおすすめしません。とりあえず、足の裏はかなり丈夫なのであまり気になりません。足の裏を除き、全身から変な圧力や違和感から解放されます。これが意外と瞑想に集中しやすく、たちまち白いモヤに包まれるかもしれません。体が少しフラフラしますが、そのフラフラ感が変性意識をより深めます。ただし、意識がもうろうとするので倒れる危険性があります。この点は十分に注意せねばなりません。あまりにも立っているのが困難になったら、すぐに座るなり横になりましょう。そこまでの意識状態に至れば、物との接触による体の痛みも違和感も感じづらくなります。まぁ、あとは慣れの問題になります。