不思議な「夢」の世界へようこそ

おはこんばんちは、占い界隈を中心にオカルトの世界を渡り歩いている夢占い師、アレクサンドル・ワタシノフスキーです。水晶占いや思念伝達のようなもんも少しできます。もちろん、私はロシア人ではありません。たまに似非関西弁を話す時ありますが東京都出身の日本人ですわ。元々、易者になる修行をしておりましたが⋯フロイトの心理学などに感化されて、心象や直感を重視した占術の道へ転向しました。その過程で様々な副産物も考察、提唱し続けてきました。人間が寝ている時に見る「夢」は本当に不思議でいっぱいの世界です。せっかく見れるもんです。これを積極的に有効活用しないとなんか勿体ない気がします。とりま、夢占いからイマジナリーフレンド、変性意識を利用した異世界トリップまでいろいろ語っていきますわ。信じる信じないは人の自由で頼む。
夢占い師になった理由
父方の祖父が易者であったこともあり⋯易経や八卦、風水や気学など、東洋系の自然哲学の世界に魅了され、自分も易者になろうと志していた時期がありました。結論から言うと、占星術もそうですが⋯統計学的なルールに基づく占術は自分には向いていなかったに尽きます。イマジナリーフレンドはおりませんでしたが⋯子供の頃は空想が大好きで、易者を志す以前からタロットやオラクルなどのカード占いにはまり、パスワーキングによる幻視を楽しんでいました。大学生の時にフロント心理学とも出会っており、人間の深層心理に由来する心象、夢を分析する面白さにはまっていた時期もありました。結果、徐々に直感的な占術の世界へ立ち戻るように傾倒していき⋯夢占いを専門とする占い師として腰を落ち着かせ、水晶占いや思念伝達にも興味を持つようになりました。
不思議な「夢」の登場人物たち
占い師として人の夢見を長らく占断、考察し続けてきました。ただ、どうしても不思議で納得のできないものがありました。夢の中に登場して来る人物たちです。彼ら彼女らの正体は一体何者なのか?もちろん、夢は現実で体験した記憶情報を元に作られています。それでも⋯よくよく考えて見たら、夢の中で独立した意思を持つ存在として再現され、会話までできるのはシンプルに謎です。夢の中であはーん♪までできてしまうのは神秘ですわ。これは夢占い師として積年の疑問と言うか⋯取り組むべき課題として認識しておりました。そんな訳でタルパやイマジナリーフレンドなどにも関心を持ち始め⋯夢の登場人物を現実に再現させる試みを始めます。とりあえず、夢見は変性意識状態です。同じ変性意識状態である瞑想や白昼夢を利用する形でそれができないか研究を始めます。
白昼夢から人工精霊タルパを生み出す
変性意識は様々な条件下でのものがあり一口に説明するのは難しいです。音楽を聴いて鳥肌が立つ軽いものから、一般的によく知られる瞑想や夢、夢でも明晰夢や白昼夢もあり、白昼夢も幻覚と空想に分かれます。さらに感激や興奮で我を失うトランスまでといろいろあります。いずれにしても、寝ている時に見る夢を除き⋯肉体的に知覚する共通点として視野狭窄になります。変性意識状態になると視野が狭くなり、離人症のような没入感を覚えると思います。目を開けてちゃんと起きているのに、心と体が分離して⋯夢を見ているような現実離れしたあの不思議な感覚です。とりあえず、手っ取り早く強い変性意識を誘発させるには叡智が一番です。人間が生きている間に一番強く感じる変性意識はあはーん♪している時です。私は叡智な空想からタルパを生み出すことに成功しました。
夢占い師が思う自動化と視覚化の原理
変性意識で特定のイメージを繰り返し続けることで、それが深層意識に刻まれて、通常意識で無意識として顕在意識で知覚できる状態となります。変性意識と通常意識は意識状態であり、深層意識と顕在意識は意識領域です。深層意識は潜在意識とも呼ばれ深層心理、本能的な思考や感情が渦巻いている場所です。通常意識で深層意識に直接アクセスすることはできません。深層意識に入るためには変性意識となる必要があります。顕在意識は日常生活レベルの思考や感情を働かせている場所です。これはタルパやイマジナリーフレンドの世界における「自動化」の本質、原理的な土台となる。次に⋯こんな経験をしたことのある人は意外と多いと思う。朝、目が覚めて⋯直前に見ていた夢の一部が、残像のように現実空間を背景に映し出されている状態だ。まさに「視覚化」の原理と言える。
タルパ作りに最適な白昼夢の空想
夢見は変性意識状態の典型例であり、脳が記憶を整理している過程で垣間見るビジョンである。その中で気になったものが⋯無意識として深層意識にしっかり定着して行くのだろう。嫌なものであったとしても⋯それは克服すべき課題、同じ過ちを繰り返さないための戒めとして保持されるのだろう。とりあえず、白昼夢をタルパ作りに応用すると良いだろう。上述した通り⋯白昼夢には幻覚と空想の二種類ある。一般的には白昼夢と幻覚は別のものとして考えられているが⋯しかし、薬物による白昼夢的な幻覚はある。ここではそうした反社会的、違法性のあるものとタルパ実践を区別化したい意図からそう述べさせてもらっている。とりあえず、幻覚はタルパ作りと関係ない。タルパ作りに最適なのは空想だ。ただし、空想にもいろいろあり白昼夢としてものでなければならない。
そもそも白昼夢とは何か?
白昼夢は目が覚めて起きている状態であるが⋯まるで、夢でも見ているかのような非現実的な感覚となる。作業的な思考に専念していたり、思索のようなものを頭の中で巡らせている状態とは違う。夢を見ている状態とは⋯オカルト的な説明となるが、体内で幽体離脱しているようなもので、これを起きた状態で体験するものが白昼夢となる。現実の空間的、時間的感覚が麻痺して、ぼんやりとしていたら思考が勝手に巡り始めて⋯気づいたら、あっという間に時間が過ぎ去っていた体験をしたことのある人も多いだろう。思考が勝手に巡るとは⋯無意識の連鎖であり、寝ている時に見る夢とまったく同じ現象になる。起きている状態か否かの違いがあるだけに過ぎない。これを明晰夢化⋯すなわち、空想を白昼夢のように意図的に楽しむことができるようになればタルパも作れるのだ。
空想を白昼夢化する
もっとも⋯楽しい気分で空想遊びをしているだけで、そこそこの変性意識状態になれる。しかし、意図的にやろうとしても⋯なかなかできないと思う。多くの場合、気づいたらそうなっていた⋯入眠するような自然なものだ。無理に意図してやろうとすると、通常意識状態での思考作業と化し、ますます変性意識状態になりづらくなるだろう。眠ろうと意識すると眠れなくなるのと同じだ。そうした脅迫的な思考は顕在意識領域も活性化させるからだ。まずはリラックスが必要と言えるが⋯リラックスが過ぎると高い確立で寝落ちしてしまうし、不快な入眠時幻覚も見えやすくなる(瞑想で精神錯乱する人はこれが原因)。空想をするための思考は働かせてもいい。ただし、必要最小限の思考に抑え、思考と思考の間から⋯それこそ、夢でも見ているような自然な流れを生み出そう。
白昼夢化した空想でタルパを作る
何も考えずに空想を始めても⋯何を空想して良いのかわからず、迷いから思考過多となり、ますます変性意識になれません。事前に空想のシナリオを決めておくことで、必要最小限の思考でイメージを頭の中で自然に流すことができるようになります。あまり欲張った内容にせず、短編映画⋯いや、CMくらいがちょうど良いと思います。短過ぎるように思いますが、白昼夢は長い時間に感じられるので十分です。空想のシナリオは⋯以前は「逆さ夢日記」と称していたこともありますが、普通に「夢小説」と呼んで良いでしょう。一般的には自分が主人公になりきり、作品の世界に浸るものですが、それを本当の「夢」で実現します。世界観をしっかりと決めて、その中で特別な存在との出会いや交流を空想して楽しむと良いでしょう。それがやがてタルパとして成長していきます。
タルパとの付き合い方
明晰夢化された白昼夢⋯強い変性意識の伴った空想を「ダイブ」と言い、この夢の世界を「ダイブ界」とも言います。ダイブ界はあなただけのイーハトーブ、心象世界であり、タルパの生まれ故郷となります。空想でタルパとの交流を楽しみ続けると良いでしょう。一方、通常意識状態⋯現実で日常生活を過ごしながらタルパと交流することもできます。タルパにダイブ界から現実世界にやって来てもらうことで可能となります。ただ、個人的に現実空間を背景にした視覚化は推奨しません。せいぜい、脳裏までの存在感とするか⋯依り代などを介する形で遠隔的な意思疎通を図るやり方を推奨します。適度な距離感を大切にしましょう。タルパとは会いたくなったら会うと言った感じに、必要に応じた関係性が望ましいと言えます。常に依存し合うような関係性は本当に良くないと思う。
イメージリハーサル療法としても
タルパ作りもさることながら⋯ダイブで夢見の世界、空想の異世界を旅するのも悪くありません。私はだんだん異世界へ行く⋯だんだん異世界へ行く⋯と言った感じに自己暗示をかけてトリップする行為となるため、ある種の強い催眠となります。深層意識を漂う行為ともなるので、時として過去の悪い記憶やトラウマに端を発したイメージと直面するかもしれません。ヒーローになりきって魔物でも退治するように楽しみましょう。心療内科医でもない自分が言うのは不適切かもしれませんが、極めて効果的なイメージリハーサル療法になると思います。ただ空想するだけでなく、深層意識へ直接刻む行為になる訳ですから⋯夜、就寝中の夢見も良質なものへ変わって行くことでしょう。私の場合、叡智な空想でタルパやダイブ界を作り出したため、超絶リアルな叡智な夢をたまに見ますわ。